卒業式。。。

外国語学部というのはとかく女の子が多い。
というわけで周りは袴を着た子ばっかり。
あたしも実際に行ってビックリしたくらい。
女子大って袴着用率が相当高いけど
うちの学校でも、ここまで着用率が高いとは・・・

そんな中、あたしはアオザイを着た。

なんとなく袴を着たくなかった。
袴自体がイヤなんじゃなくて、卒業式に袴を着るのが
当たり前みたいになってるのがなんかイヤで
他のモノを着たいなぁ〜と。

ただのひねくれ者?
他の人と一緒で、埋もれてしまうのはイヤ!とか。
ハハハ。
目立ちたがり屋めッッ。

ネットで発見したアオザイ屋さん。
ステキな生地を見つけた。
早速連絡をして、オーダーメイド。
すっごく気に入った感じに仕上がってきた。
バッグも気に入ったものが見つかった。

そして冒頭に戻って当日
もちろんアオザイを着てる人なんて一人もいなかった。

でも・・・

みんなが振り返る。
みんながあたしの着ているアオザイを見ていた。
(念のため、アタシを見てるんぢゃないんですね、アオザイを見ているのですね。)

すっごくいい気分。
目立とうとか、他の人と一緒ぢゃイヤだとか
そういう気持ちも確かにあったけど
何よりも自分らしい、と思えたこの格好を
周りの人が口々に褒めてくれたことが嬉しかった。
「Tinyらしいね。」そう言ってくれた友達。
先生も「おまえらしくてすごくいいよ、すごくイイ。」

あたしらしい。

すっごく嬉しい褒め言葉。
カワイイとか、そういうのよりも
なにより「あたしらしい」と言ってくれたことが
本当に本当に嬉しくて。


あたしの学生時代の最後の卒業式。
パパもママも彼氏も式に参加してくれた。

おうちに帰ってきて、ママが話してくれた。

  アオザイを着てた**ちゃん(アタシ)は
  やっぱりすっごく目立ってた。
  でもね、Yくん(彼氏)と話したんだけど
  あのアオザイはとっても似合ってて
  アンタだけに似合うモノになってたし
  すごくアンタらしくて、ママは嬉しかったよ。
  他の人と違うからイイっていうことでは
  決してないかもしれないけど、あの中で
  あんたがアオザイを選んだことは
  すごくアンタらしかったと思うよ。
  やっぱりね、自分に自身がないとできない
  ことだよね。自分のことを「カワイイ」って
  思うってことではなくて、ちゃんと自分を
  確立してるからこそ、毅然としてるアンタは
  目立ってたし、それに衣装も映えたんだよね。
  って、Yくんと話してたんだよ。


涙が出そうになった。
ママがそういうふうにあたしを見て、考えてくれていたことは
何よりも嬉しい言葉のプレゼント。

ありがとう。
パパも
ママも
彼氏も
友達も
先生も
みんなみんなありがとう。

なんだかそんな気分。

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

今日も恋愛話ございません。
あしからず。

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